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−書籍のお知らせ−
『[図解] わかる! eラーニング』  大嶋 淳俊 (著)
 〜 ITと教育の融合で人材・企業はこう変わる!〜

ダイヤモンド社  [定価: 1600円(税別)]

LTN主催者の執筆により、2001年5月31日にダイヤモンド社から出版しました。

本書は、情報技術(IT)を使った教育研修「eラーニング(e-Learning)」のハンドブックです。
eラーニングのコンセプト、歴史、利用するテクノロジー、日米の導入事例、 自社へeラーニングを導入するポイントなど、幅広い視点から 図表をおりまぜてわかりやすく解説しています。
本書で紹介されたeラーニング関連のウェブサイトのURLリストも巻末に収録しております。

<このような方に最適です>
・最近ブームのeラーニングとは何かを知りたい方
・日本や海外のeラーニングの先進的な事例を知りたい方
・自社でeラーニングの導入を検討している企業の方
・ITを使ってバーチャル留学をしたい方
・語学、資格取得の勉強にITを使いたい方

御意見等ございましたらこちらへお願いします。


【目 次】
はじめに
PART 1: eラーニングとは何か?
eラーニングの仕組みと市場規模、そのメリットとデメリットを理解しよう
PART 2: eラーニングの歴史と技術とは?
歴史的な流れ、実施に際して必要なシステムやハード&ソフト、コストについて把握しよう
PART 3: eラーニング先進国 欧米の動向と最新事例
eラーニング先進国である欧米の政府、大学、企業の取り組みはどうなっているのか?その最新事例を紹介する
PART 4: 勃興を始めた日本とアジアのeラーニング
eラーニングに対する日本とアジア諸国の動向はどうなっているのか?現状と普及の条件を探る
PART 5: eラーニングの導入と利用のステップ
eラーニングの導入に際しての手順とステップ、初期コストや運営費用について押さえよう
PART 6: eラーニングの今後の課題と動向は?
集合研修とeラーニングの関係、業界の今後の展望と普及の条件を考える

【 『図解わかる!eラーニング』より抜粋 】

 −はじめに−

 最近、「eラーニング」という言葉をよく見たり、聞いたりすることと思います。

  インターネットをはじめとする情報技術(IT)が革新を遂げ、「eビジネス」が現実のものとなってきました。ITにより我々の社会環境が劇的に変わっていく「IT革命」の中で、次に変わっていかなければならないのは我々、つまり「人材」です。そのための教育研修方法として注目を浴びているのが、「eラーニング」なのです。

  eラーニングとは、「インターネット、パソコン、衛星通信などのITを積極的に活用した教育研修」のことです。eラーニングのメリットは、@学習者が、学ぶ時間や場所を「いつでも、どこでも」自分の好きなように選べること、A交通費や宿泊費など、教育研修にかかる費用を削減できること、Bマルチメディアを使用して学習効果を高められること、などが挙げられます。

  eラーニング発祥の地は、ITと同様にアメリカです。アメリカのシスコシステムズ、IBM、オラクルなどハイテク産業を中心に、eラーニングの導入により、研修費用の削減と研修効果の向上を同時に達成している例が紹介され、大いに注目を集めました。

  また、1999年から2000年にかけて、eラーニング市場の予測が各社から発表されました。「1997年には2億4000万ドルにすぎなかった企業向けeラーニング市場は、2003年には114億ドルと、年率80%で成長する」などと喧伝され、一般企業から投資家までが、一斉に注目しています。

  今では、アメリカの教育研修業界でeラーニングに着手していない機関のほうが少ないのではないかと思われるほどで、参入する研修機関やベンチャー企業は数百社にものぼるといわれています。

  さらにアメリカでは、ハイテク企業だけでなく、フォード、フェデックス、JCペニーなど、ユーザー企業の業種も広がり、さまざまな企業が社員研修にeラーニングを導入して競争に打ち勝とうとしているのです。  アメリカから始まったeラーニングの波は、欧州だけではなく日本にも拡がっています。最近は、日本でもeラーニングは大変注目され、以前は少なかったeラーニング関係のセミナーや展示会などの各種イベントも盛んに行われています。

  ところで、eラーニングというのは、本当にそれほど有用なものなのでしょうか?

  正直なところ、いまだに意見はさまざまです。先ほど述べたバラ色の意見とは反対に、あるユーザー企業では次のような意見も聞かれます。

   「新しいハードやソフトを導入して始めたが、初期コストがずいぶんかかったわりには、社員からは『使いにくい』と評判が良くない」「研修コンテンツを外注したら、びっくりするほど高かったのに、外注先は我々の業界を知らないため、こちら側の作業が大変だった」などです。

  また、MBAや資格の取得のために、個人で利用する人の中にも、「eラーニング教材は思ったより画一的で、学習効果が上がらない」「インターネットを使って学習していたが、通信速度が遅いし、途中でパソコンがフリーズするのでやる気をなくした」などといった意見もあります。

  インターネットが普及する初期もそうでしたが、IT関連の新しいものには期待も加わって、実態よりも素晴らしいものを想像しがちですが、ITはあくまでツールにすぎません。しかし、ITが教育研修自体のあり方を変えている点は大いに注目に値します。

  本書は、eラーニングをITとマルチメディアを利用した学習形態全般と幅広く捉えています。そして、その国内外の現状と展望を具体的な事例を交えながらわかりやすく解説しています。主な構成は次のとおりです。

  第1章では、eラーニングのコンセプトや市場規模など最近の状況を整理します。
  第2章では、eラーニングの歴史や発展の経緯、利用する主な技術のタイプを解説します。
  第3章では、eラーニング先進国のアメリカや欧州の動きを紹介します。
  第4章では、eラーニングが普及を始めた日本とアジアの状況を取り上げます。
  第5章では、eラーニングを導入・利用する際のポイントをまとめています。
  そして、第6章では、eラーニングの今後について展望しています。

  ところで、eラーニングはITと同じようにひじょうに速く変化しています。この本は「eラーニングのハンドブック」を目指して、広い視点からテーマを取り上げて執筆しましたが、事例の内容や各URLなどもどんどん変わっていくと思われます。最新の情報を見たい方は、著者が主催しているeラーニングのポータルサイト「ラーニング・テクノロジー・ネットワーク(LTN)」をご覧ください。このサイトは、ユーザー中心のeラーニングを実現するために開設しています(もちろん、利用は無料です)。また、本書に対する意見やeラーニング情報などをお寄せください。

  我々は幼年期から高齢になっても生涯を通じて学習できる「ラーニングの世紀」に生きています。より豊かな人生を楽しむために、eラーニングをもっと身近で便利なものにしていく必要があります。本書が、もっとeラーニングのことを知って、より良い活用方法を考えていく一助になればと願っています。

  2001年5月  大嶋淳俊

 


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